こんにちは。しんぴこです。
今回紹介させていただく漫画は「わたしたちの終わりと」。
ある日とつぜん人類が消滅した世界と、隕石によって地球が壊滅する世界を描いた(一部連作)短編集漫画です。
なぜ滅んだのかには焦点を当てず、二人の少女を取り巻く終末世界を描いた作品。
「百合×終末」漫画の「わたしたちの終わりと」を紹介させていただきたいと思います。
あらすじ【ネタバレなし】
①わたしたちの終わりと生活
ある日突然空が光って、人がいなくなった世界に取り残された二人の少女、あーちゃんとりーちゃん。
備蓄が少なくなってきたため、食料を確保するために出かける。
わたしたちの終わりとその後
世界で二人きりの少女たちが、動物を狩るための猟銃を確保するために出かける。
そのついでにりーちゃんの家へと寄ると、あーちゃんははじめてりーちゃんの過去を知る。
わたしたちの終わりとこれから
風邪をひいたあーちゃんを、りーちゃんが看病するお話。
前日に捌いたニワトリ、夕飯の唐揚げ、そしてあーちゃんが風邪を引いた理由が判明する。
わたしたちの終わりと幕間
木になった梅を使って梅酒を作るというお話。
それではみなさんよい終末を
空から隕石が落ちてきて地球が滅ぶ直前、二人の少女の黒木さんと安堂さんのお話。
安藤さんが襲われているところを、黒木さんが助けたところから物語が始まる。
二人で最期に海を目指すが、その道中、黒木さんがある告白をする。
わたしたちの終わりと休息
りーちゃんとあーちゃんの二人が、海水浴をしに海へと向かうお話。
全部の終わりを願って
ある日の放課後、黒木さんと安藤さんが教室で言葉を交わす。
「すべて終わりにしたいと思ったことはない?」と。
こんな人におすすめ
この作品の総合的なおすすめ度は
★7です!
百合と終末ということでとても雰囲気がいいのですが、雰囲気と人物の背景に注力されており、終末に至った経緯に物足りなさを感じてしまったため★を減らしました。
特に以下のような方にはおすすめです!
・終末×百合が好きな方
・雰囲気のいい漫画が好きな方
・不穏な雰囲気のある作品が好きな方
逆にこんな方にはおすすめしません。
・百合が好きでない人
・終末設定に緻密さを求める方
・ちょっとエッチな作品が苦手な方
この作品は「理由はわからないけど自分たち以外が消えてしまった世界」のお話と、「隕石が落ちてきて人類が滅ぶ直前」のお話となります。
終末設定がこっているわけではなく、あくまでも百合とヒューマンドラマ、そこに終末というエッセンスを少し混ぜた感じの作品となります。
SF的な凝った設定が苦手な人には逆に読みやすく、刺さる作品となっています!
しんぴこのネタバレなし感想
終末もの好きとしては見逃せないタイトルと表紙だったので、即購入して読んでみました!
イラストや百合展開については大変好みでしたが、個人的になんで終末を迎えたのかという設定がわかる作品の方が好みでして……。
そのため、そこまで刺さらなかったというのが率直な感想でした。
ただ、つまらなかったというわけではありません。
キャラクターが平らに作られた百合作品とは異なり、人間味のある少女たちの百合には哀愁に似たものを感じました。
その人間味が描かれていたからこそ「わたしたちの終わりと休息」の最後のセリフなんかはとても好きです。
後ほどわかったのですが、どうやらこの作品は同人誌として出したものをまとめ、書き下ろしを加えて商業版にした作品でした。
それを知って設定の粗さについて納得しました。
同人誌としてバラバラに刊行されたものなら、ページ数的にSF設定なんか綿密に描いてるような余裕はないよなあ、と。
物語には多少のモヤっとが残りましたが、終末×百合好きなら一度読んでみてはいかがでしょうか!
ほかの人の感想~Twitterより~
こるせ先生の「わたしたちの終わりと」を読んだ…………
ポストアポカリプスな世界で生きる二人を描いたすごいいい作品だった
安心と信頼のこるせ先生だし、終末世界モノとか好きな人マジで読んで……— みつえもん (@dst0m) November 23, 2022
https://twitter.com/oyunomi_robot/status/1583701862624419847
『わたしたちの終わりと』読了。
ある日突然、地球には主人公たち二人しかいなくなってしまった。そんな世界で生きていく二人の物語。百合。
他の人がいなくて食料とかもそのまま残っていたりするし細かいことにはこだわらず、たまにイチャイチャするお話。キャラかわいいっていうのは圧倒的正義です。 pic.twitter.com/itOLCIk6jF— たけのこ@マンガ (@gGn2Z5Um6iUqvwg) August 21, 2022
『わたしたちの終わりと』
表紙買いしたけど中身もめちゃめちゃ好みでした。
ディストピア百合はいいぞ。 pic.twitter.com/lD5zLS33Tf— 朔@社畜 (@sakuChiori) October 10, 2022
#読了#百合好きな人と繋がりたい
こるせ先生の単行本「わたしたちの終わりと」読了
終末世界で二人きり
あえて明確な「終わり」を描かず、どこか寂しいような、だけど幸せな二人
読んだら同じ(?)ように、ちょっと寂しさと、この作品に会えた幸運を感じました pic.twitter.com/GYHVA2MICj— SK=ジョン (@SKJBSTM13) August 18, 2022
「わたしたちの終わりと」の詳細情報
・著者:こるせ
・巻数:全1巻
・出版社:KADOKAWA
・レーベル:コミックビーム
こるせ氏の関連作品
きみと世界の終りを訪ねて
(2024/11/25 00:46:11時点 楽天市場調べ-詳細)
アニメ化情報
アニメ化はされていません。(2023年1月時点)
「わたしたちの終わりと」に関するwebサイト
【外部リンク】こるせさんのTwitterアカウント
Tweets by korusee
まとめ
以上がこるせさん著の「わたしたちの終わりと」の鑑賞と情報のまとめでした!
この記事を読んで少しでも気になった!という方がいたら嬉しいです!
また、以下の記事では「終末ものおすすめ漫画」をまとめているので、こちらの記事もぜひあわせて読んでみてください。
それではまた!