今回は、つい山に登りたくなってくるような登山漫画をまとめました。
-
これまで少なくとも2000冊の漫画を読んでいる漫画オタク
関東や地方の山を合わせて10座以上登頂し、プチ縦走などもしているちょっとした山好き
である”しんぴこ”が執筆しましたので、ある程度信頼していただいて大丈夫だと思います!
ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!
おすすめの登山漫画(フィクション作品)
岳
著者:石塚真一
巻数:全18巻
言わずと知れた有名な登山漫画のひとつ。
山岳遭難防止対策協会のボランティアの三歩を主人公に、山岳救助をメインテーマとしている作品。
物語としてとても面白く、かつ山の危険性や非情さを理解できる作品。
山好きでまだ読んだことがないという人は、今すぐに読んでおくべきシリーズ。
神々の山嶺
原作:夢枕獏
著者:谷口ジロー
巻数:全3巻
有名な夢枕獏氏の小説を漫画化した作品。
圧倒的な画力と濃密な原作が相まっており、ノンフィクションなんじゃないかと錯覚するような作品。
実写映画化もされておりそちらも頑張って映像化をしているが、小説が苦手な人はぜひ漫画を読んでほしい。
一人の男の一生を追体験したかのような気持ちになる。
ヤマノススメ
著者:しろ
巻数:現在連載中
女子高生の女の子たちが山へと登る登山漫画。
可愛い絵柄だが基礎的な知識が身に付く、教科書的な存在になりえる良書。
オタクを山へと誘い込んだ危険な漫画で、私もこの作品をきっかけに山へ登り始めた手合い。
アニメもとてもクオリティが高くオススメ。
山と食欲と私
著者:信濃川日出雄
巻数:現在連載中
単独登山女子の日々野鮎美が、登った山の先々でおいしそうなごはんを作る漫画。
登る山ごとに何か事件や出会い、発見があり、山に登ってご飯を食べるだけなのに読んでいて飽きない作品。
買った弁当などを食べるだけの人もガスバーナーやクッカー、シュラカップなどが欲しくなること間違いなし。
山好きにはぜひおすすめしたい作品。
孤高の人
原案:新田次郎
ストーリー:鍋田吉郎
著者:坂本眞一
巻数:全17巻
タイトルの通り一人の男が山に魅せられ、ひたすらに向き合った人生を描いた名作。
青春部活ものな感じで始まる物語だが、終わりには取捨選択を迫られた時に自分の生きざまが決まるのだと思い知らされる作品。
すごい。ただ、この一言に尽きる。
山を渡る —三多摩大岳部録—
(2024/11/24 18:07:41時点 Amazon調べ-詳細)
著者:空木 哲生
巻数:現在連載中
廃部の危機にあるゴリッゴリの山岳部に、山とは無縁そうな女子三人が体験入部してくるところから始まる。
登山までの準備や計画の魅力も伝わってくる、初心者も熟練者も楽しめる絶妙な作品。
登場人物たちの”好き”があふれ出ているためほっこりすること間違いなし。
間違いなく思わず山に登りたくなる漫画。
未亡人登山
(2024/11/24 18:06:07時点 Amazon調べ-詳細)
著者:板橋大祐
巻数:現在連載中
登山にふさわしくない格好をした女性に山道で声をかけ、そこから始まる男女二人の登山漫画。
亡き夫の手帳を頼りに山に登りに来ていた未亡人は、主人公に他の山への付き添いをお願いする。
単独行を好んでいた主人公だが彼女に押される形で同伴を承諾する。
山を登っているような気持になる画力と、恋心のたどり着く先が気になる漫画。
岳人列伝
(2024/11/24 21:56:48時点 Amazon調べ-詳細)
著者:村上もとか
巻数:全1巻
登山を題材とした短編連作漫画。同じ登場人物が出ていることもあるが、どの話も独立している。
ひとつ一つの物語がまるで映画を見ているような濃密な作品。
本格クライマー漫画を読みたい人に一度は読んでもらいたい作品。
K(ケイ)
著者:谷口ジロー
巻数:全1巻
ヒマラヤの山の麓にあるスコーレ村に暮らすK(ケイ)と呼ばれる、山岳遭難の救助のエキスパートの姿を描いた漫画。
緻密なその山の描画とリアルな世界観に圧倒され、気付けば細かい解説をも食い入るように読んでしまう。
山好きなら一度は読んでみて欲しい名作のひとつ。
高尾の天狗と脱・ハイヒール
(2024/11/24 18:06:08時点 Amazon調べ-詳細)
著者:氷堂リョージ
巻数:全4巻
自分のワガママが原因で彼氏と破局したノリコが、傷心旅行の先に選んだのは高尾山。
ハイヒールで登っていると案の定立ち往生。そんな時目の前に現れたのは子供の天狗で……。
タイトル通り、完結までずっと高尾山(奥高尾も)ですが、主人公の人間味やあるあるなど共感できて笑えます。
高尾山に登ってみたくなる作品です。
山登りねこ、ミケ
漫画:たきむらりゅう
原作:岡田裕
巻数:全1巻
猫が飼い主と一緒に山を登ったというオスの三毛猫の記録。
オスの三毛猫という時点でかなり珍しいのに、山に登る猫というのもまた珍しく、珍しい尽くし。
高尾山のプチ縦走で、普通に二匹くらい猫を見かけたので山に猫はいるにはいる。
でも飼い猫が登るだなんて珍しすぎて、終始興味深く読める漫画。
元祖女子山マンガ でこでこてっぺん
(2024/11/24 18:06:09時点 Amazon調べ-詳細)
著者:ゲキ
巻数:全1巻
ゴリゴリの山雑誌「山と渓谷」にて連載されている、数少ない登山初心者におすすめな漫画。
著者が関西の人らしく、必ず最後にはオチがつくので面白い。
共感でき、かつ勉強になる(山用語など)作品なので初心者にはぜひ読んで欲しい作品。
しずかの山
原作:愛英史
漫画:松本剛
巻数:全3巻
ヒマラヤの登頂の拠点となる村で山岳ガイドをしている高遠静を中心とした物語。
ガイドをする中で登場する人物たちの問題を解決するサスペンス要素のある作品。
話自体はとても面白いので、本格登山漫画に疲れた人が休憩に読むのにおすすめな山岳漫画。
モンキーピーク
原作:志名坂高次
作画:粂田晃宏
巻数:全12巻
社員の結束を強くするための登山レクリエーションで、謎のサルのような化け物に襲われる漫画。
山岳ものではあまり見ないパニックホラー作品。
「なぜこんなことになったのか」「どうしたらいいのか」ただ右往左往しながらサルの恐怖におびえる登場人物たち。
このまとめの中で唯一山に登りたくなくなる作品。何も考えずに読める面白さがある。
ハイジと山男
著者:安藤なつみ
巻数:全3巻
亡くなった祖父の運営していた山小屋に軽い気持ちで行った女性主人公が、山で過ごしながら山の厳しさを学んでいく漫画。
設定は少女漫画ちっくだが内容は現実味のあるもので、山に興味を持ってもらうのにぴったりな作品。
まだ山を登ったことがないけど「山とはなんたるや」を知りたい人の入門にピッタリ。
女性向けの内容になっているが、男の自分でも読んでて面白かった。
ライターのコメント
山の漫画は「山に登りたいけど登れない時」その気持ちを満たすことができます。
その反対に「山頂で登山漫画を読む」というのも乙なものです。
私は関東の京王線沿線に住んでいたころは、ちょくちょく高尾さんへ行って山頂のベンチで読書をしたりしてました。
ぜひみなさんも山頂で読書、してみませんか?