「もし地震が発生したら?」
「もし社会の機能が失われたら?」
今回はそんな被災した世界を疑似体験し、さらに勉強になる漫画を集めてみました!
数えただけでも2000冊以上の漫画を読んだ”しんぴこ”が「面白い」かつ「ためになる」作品を厳選!
ぜひ次に読む漫画の参考にしていただけたら嬉しいです。
おすすめの地震漫画(フィクション編)
まずはフィクション(創作)の地震を扱った漫画をまとめます。
フィクション作品も地震のメカニズムや被害の起き方がリアルでとても勉強になる漫画ばかりです。
彼女を守る51の方法
著者:古屋 兎丸
首都直下型地震が発生した東京を描いた地震災害作品。
著者が現地を下見し、知識人からも助言をもらいながら書いたためかなり細かい描写もある。
災害の単純な危険性だけでなく、人間の危うさもしっかりとかき込まれた漫画。
勉強になり、かつ内容も面白いのでおすすめ。
サバイバル(さいとう・たかをver)
著者:さいとう・たかを
たった一人孤島で生き残らなくてはいけなくなった男の子を描いた作品。
とにかくサバイバル術を中心に丁寧に描かれており、このシリーズを持っているだけで生存率が上がるような気がする。
何かサバイバル作品を読みたいと思った人でこの作品を読んでいないなら、真っ先におすすめするシリーズ。
サバイバル~少年Sの記録~(宮川輝ver)
(2024/11/24 05:51:07時点 Amazon調べ-詳細)
原作:さいとう・たかを
作画:宮川輝
さいとう・たかを先生の作品を宮川輝先生がリメイクした作品。
序盤の流れは同じで単純に劇画タッチが苦手な人に向けて、今風の画風に置き換えたものになっている。
ただし、途中から展開が変わっており、恐らく打ち切りとなったため中途半端に終わってしまう。
ぜひ宮川先生の画風で最後まで読みたかった作品。
劇画タッチが苦手ならこちらから入ることをおすすめ。
ドラゴンヘッド
著者:望月峯太郎
修学旅行の帰りにトンネルの落盤事故に巻き込まれ、生き残った学生を描いた漫画。
天変地異によって崩壊した文明のあとに待つ、人間の恐ろしさが中心に描かれている。
生存術はあまり書かれていないが、極限状態に陥った人間の行動を疑似体験できる名著。
オチには賛否がわかれる可能性あり。
日本沈没(さいとう・プロver)
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原作:小松左京
作画:さいとう・プロ
日本が地殻変動によって海に沈んでしまうという内容の作品。
この作品には「さいとう・プロ版日本沈没」、「一色登希彦版日本沈没」、「ネットフリックス版日本沈没2020」がある。
どれも日本の終焉のようなストーリーを楽しめ、日常のありがたみを感じる作品になっている。
どの作品もデティールは異なっており、クオリティも高いためぜひコンプリートしてみて欲しい。
日本沈没(一色登希彦版ver)
原作:小松左京
作画:一色登希彦
時代設定がさういとう・ぷろ版日本沈没よりも近代となっており、スカイツリーの完成以降(2011年以降)になっています。
絵は劇画から現代の漫画寄りになり、画力が高く、内容も綿密で若い人が読むには親和性が高い。
ゴルゴ13的な劇画が苦手な人は、こちらから入ることをおすすめ。
日本沈没2020
著者:渡邉健一
日本沈没系作品の最新作。正直なところ他の作品と比べると少し見劣りしてしまう演出が多い。
ただ、日本沈没や災害系の漫画を読みたいと思っている人には一読の価値あり。
南海トラフ巨大地震
原作:biki
作画:よしづき くみち
無気力な少年が震災に見舞われる一部始終を描いた作品。
設定のリアリティと物語としてのリアリティに少し乖離があるように感じたがとても勉強になる1冊。
現実に「それ」が起こる前に知っておくべきことが書かれている。
なお、紙書籍版は基本プレミアム価格になってしまっているため、電子書籍での購入を推奨。
anim.-アニマート-
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原作:高嶋 哲夫
作画:八坂 孝訓
冴えなく何をやっってもうまくいかない少年と、将来を有望視されたチェロ奏者の女の子が巨大地震に巻き込まれるところから始まる。
無力感と正義感がメインのお話で、地震の恐ろしさが丁寧に描かれている。
なぜそこまで有名でないのか理解に苦しむほどの名作。
太陽の黙示録
著者:かわぐちかいじ
突如、東海~南海を巨大地震が襲い、それに伴って大津波が東京を襲い、富士山の噴火した日本を描いた作品。
作品は震災だけにはとどまらず、その先の政治的な話までに発展する。
壮大な物語でありながら、現実として起きそうなほどのリアリティのある作品。
地震大国日本に住んでいる人は、一度は読んでみて欲しい漫画。
おすすめの地震漫画(ノンフィクション編)
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続いてはノンフィクション(ドキュメンタリー)漫画をまとめます。
震災の前、最中、後などを描いた様々な作品があり、とても教訓となる作品や切ない作品があります。
東京を脱出してみたよ! 脱出編
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著者:元町夏央
3.11の大震災をきっかけに東京から三重に引っ越した漫画家夫婦のエッセイ漫画。
なぜ移住を決意したのか、住んでいた持ち家はどうしたのか、周りの人の反応などが詳細に描かれている。
それだけでなく夫婦のすれ違いによる離婚の危機までえがかれており、価値観の違いというものを考えさせられる。
明日、地震がやってくる!
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著者:世鳥アスカ
液状化によって生活に被害が出た作者による防災を促すエッセイ漫画。
液状化の可能性がある地域に住む人はもちろん、これから引っ越すかもしれない事を考慮して読んでみて欲しい作品。
一度読んで備えをしておくことが重要。
漫画で描き残す東日本大震災 ストーリー311
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著者:ひうら さとる、他
2011年3月11日の震災で被災した方々の体験を漫画化した作品。
一つ一つが想像を凌駕するような体験談で、多くの感情や記憶を呼び起こす。
読み継がれるべき作品。
漫画で描き残す東日本大震災 ストーリー311 あれから3年
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著者:ひうら さとる、他
311の震災で被災した方々の体験を漫画化した作品の2作目。
先行の1冊と合わせて読み継がれて欲しい作品。
デイジー ~3.11女子高生たちの選択~
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著者:小林照弘、草薙だらい、信田朋嗣、ももち麗子
震災、津波、原発といった様々な恐怖や悲しみの中、4人の女子高生たちがさまざまな選択をしていく作品。
物語形式になっているがほぼノンフィクション。
友人との別れや謂れのない非難、葛藤、不安、悲しみ、怒り、故郷への思い。
等身大の姿が描かれている貴重な作品。
ライターのコメント
以上が今回の「地震に関する漫画おすすめ15選」のまとめになります。
創作はフィクションとわかっているので楽しめますが、やはりノンフィクション(体験談)は読んでいてとても重たいです。
多くの感情を想起し辛く感じることもあるので、決して無理せずゆっくりと読み進めるようにしましょう。
これらの作品から受け取ったものを自分の人生に活かせるようにしたいと思いました。
みなさんはどんなことを思うのか、よかったらコメントでおしえてください。