こんにちは。しんぴこです。
今回紹介させていただく漫画は「少女終末旅行」。
文明が崩壊した世界を愛車のケッテンクラートに乗って、二人の少女（チトとユーリ）が旅をするお話。
どう考えても絶望的な世界なのに、二人ののほほんとした雰囲気に暗くなりすぎない作品。
間違いなく名作なので、ぜひ紹介させていただきたいと思います。
あらすじ
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戦争によって文明が崩壊してしまった世界。
荒れた町の中をチトとユーリは愛車のケッテンクラートに乗ってのんびりと旅をする。
日々物資や食料を求めて移動するが、多層構造都市のどこも人の賑わいはない。
なぜこんな世界になってしまったのか。
こんな世界になる前はどんな世界だったのか。
なぜ二人で旅をしているのか。
様々な疑問は浮かぶが明確な答えは少ない。
新たな出会いと別れを繰り返し、人類の痕跡をたどりながら、二人は”上”へと向かう。
こんな人におすすめ
この作品の総合的なおすすめ度は
星9/10です！
特に以下に該当する方におすすめします。
・ディストピア、ポストアポカリプス、終末ものの雰囲気が好き
・ちょっと哲学的な問答が好きな人
・物語を考察するのが好き
ちょっと独特な絵柄でとっつきにくいという人もいるかもしれません。
しかし、絵柄で漫画を判断するのはもったいないと言い切れる作品です。
逆にこんな人にはおすすめしません。
リビルド系を求める人
激しい戦闘シーンなどを求める人
世界観や結末などが全て明確にならないとスッキリしない人
二人が「ここから世界をリビルドするぞ！」といった物語ではありません。
あくまでも終末を迎えた世界を旅する物語です。
まったりとした二人の少女の旅路を見守る感覚で読むことをおすすめします。
しんぴこのネタバレなし感想
私はアニメ化に伴ってこの漫画を知りました。
そして初めて店頭で表紙を見て「あ、これ好きかも」となったのを覚えています。
その日はとりあえず1、2巻を買って帰りました。
面白ければ後日続きを買おうと思ったんです。
でもそうはいきませんでした。
1巻を読み終わった時点で再度本屋へ向かい、既刊の残りを全て購入していました。
表紙の雰囲気でぐっと来た人は、その感覚に間違いはありません。
ぜひ、今すぐ全巻揃えて問題ありません。
内容に関しては「勧善懲悪」や「アクション」のような分かりやすい面白さはありません。
ただ、とにかく二人の少女が荒廃した世界を旅するだけのお話ですから。
でも面白い。
二人の少女のかわす少し哲学的な会話が面白い。
独特な絵柄で描かれる景色が見ていて美しい。
この世界の事を思うと想像が膨らむ。
特に好きなのはユーリが口にする純粋な疑問と、チトが口にする的を射た考察。
哲学的でドキリとさせられます。
また、露骨ではないため人によっては気づきませんが、とてもフレッシュな百合ものでもあります。
固い絆で結ばれている表裏一体な二人の旅路を、ぜひ最後まで見届けてください。
そこで得た感想は、きっとあなただけの特別な感想になると思います。
ネタばれ厳禁。
「少女終末旅行」の詳細情報
・著者：つくみず
・巻数：全6巻（アンソロジー2巻あり）
・出版社：新潮社
・レーベル：BUNCH COMICS（バンチコミックス）
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つくみず氏の関連作品
・少女終末旅行公式アンソロジーコミック
・少女終末旅行公式アンソロジーコミック2
・シメジ シミュレーション
「少女終末旅行」の類似漫画
・終末ツーリング
終末ツーリングについてはこちらの記事をご参照ください。
・旅とごはんと終末世界
・世界は終わっても生きるって楽しい
・鍵つきテラリウム
・終末世界の箱入りムスメ
アニメ化情報
少女終末旅行はアニメ化しています。
制作は「WHITE FOX」で監督は尾崎隆晴さんです。
放送機関は2017年10月～12月で全12話となっています。
構成、映像、音楽のクオリティはかなり高く、漫画を最後まで読んだ人にもぜひ見てもらいたい完成度です。
「少女終末旅行」に関連する面白い記事
ITmedia eBook USER「どう生きるべきか 『少女終末旅行』つくみずは問い掛ける」
この作品ができるに至った経緯や、何に影響を受けたのかなど興味深いお話を聞けます。
まとめ
以上がおすすめの終末もの漫画「少女終末旅行」の感想と情報のまとめです。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
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以下の記事では「終末ものおすすめ漫画」をまとめているので、こちらの記事もぜひあわせて読んでみてください。
